今年も12月の冬至、クリスマスの時期ですね。
古くから、冬至のこの時期は、「陰極まって陽になる」=「闇がもっとも深くなり、光が生まれる」地点。
「太陽」が復活する節目として、世界の各地で、お祝いされてきました。
クリスマスは、最も暗い季節が終わり、「新しい意識」が生まれる、
「ひかり」のお誕生日でもあります。
外側(外界)で起こることは、内側(こころ)で起こることの映し鏡と言われます。
この時期、私たちのこころの中でも、闇と出会い、あたらしい「ひかり」が生まれてゆくプロセスを、
重ねてみてみると、興味深いかも知れません。
「闇」「影」にたとえられる、内なる「苦しみ」・「過去の記憶」・「罪悪感」、外側に見える「苦手な人」etc・・
これまで気づきたくなかったような、「無意識」の中にあったことがら・・
そんなことが浮かんできたら、意識の「光」=「気づき」とともに、そっとその「闇」を包みます。
そうすることで「闇」は、やがて新たな意識、「光」へと、変容していきます。
闇も、光も、もともとは一つのものでした。
その両方を、胸に抱きながら、一歩、いっぽ、あたらしい「意識」へと、
これまで足をすすめてきたことを、めいいっぱい、ねぎらいましょう。
そして、これから新たなる「光」の季節が生まれることを、一緒にお祝いしましょう。
あなたの今いる場所で、どうか、内なるともし火、内なる光が、
あなたと、あなたのまわりを、あたためてくれますように。
ささやかなお祈りを込めて。
良いお年をお迎えくださいね。